アラサー、既婚ママが「恋したい」とは?
週末の丸の内。元同僚とお洒落なランチをした。
わたしも友達もアラサー過ぎで、子供がいるママ。
幼稚園の話とか家族の話でひとしきり盛り上がって、
そろそろランチを食べ終えるころ、唐突に彼女はこう言った。
「あ〜、恋したいー!!」
2018年の私なら、常識的でつまらない返答をしていただろう。
確かに去年は「パート先に気になる男の子がいるの。」と言った彼女に、
「そんな不純な動機で仕事?はぁ?」と答えたらしいので。
だから、今回私が「恋か〜!令和になったんだし、結婚後も1人にとらわれることのない世の中になるといいよね。」と答えたので、びっくりしていた。
いや、もはや驚愕していた。
「あんたの口からそんな発言が出てくるなんて、ホントびっくりだわ」
だよね。。私やっぱりちゃんと考え方変わったんだ!
それはさておき、彼女は都心の新築マンションに住み、旦那は大企業、高身長。
かわいい子供もいて、自分も美人でハイスペック。
専業主婦で、まるでVERYの読モにいそうな感じの人だ。
「恋するって、どこまでいきたいの?最後までやりたいの?」と聞くと、
「うんそうだね。でも家庭は壊したくない。だけど、旦那だって外でなにしてるかわかんなくない?」
…正直、ちょっと引きずるくらいショックだった。
彼女はたぶん、「普通の人」だ。ハイクラスの「普通のママ」。
普通の人が、そういう感情をもって暮らしていることは、たぶん「普通」なのだ。
人生であらゆるものを手にできた人間は、結婚後ももっと欲しくなって当然だ。
三大欲望のうちの「性欲」だけが、ひとりで解決できないのに、
なんとか満たそうとすると不貞になって、犯罪になる。
はるか昔から不倫はあったし、ずっと大人達のテーマだったのに、
法改正も市民権を得ることもない。
された方は逆鱗に触れ、落ち込み、鬱になるからだ。
それより最大の問題は、子供が知ったら、取り返しがつかないことになる事。
でも、満たされない日常で、恋をしたいと思うことは犯罪ではない。
密かに好きになる人がいてもいい。
恋をしたい=SEXしたい、できれば年下と。
こういうことを堂々と言えるほどには、私はまだ自分を壊せていない。
いつかまた恋をしたいけど、抱きしめられて幸せな気持ちになりたいけど、
たくさんの犠牲を払うんだということを、彼女の言葉で思い知らされた。
ハタから見たらどう見えるか。
いろんな覚悟ができたら、私も恋したいけど。
いつか。誰かと。